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グリッドパリティについて

2016/03/18

  • 画像:タグエネルギー業界

グリットパリティとは、通常使用している電気を作るための費用(電気代)と、太陽光の電気を作るための費用(設備費やメンテナンス費)等価になる状態のことを言います。
今回は、グリットパリティを達成するとどうなるのかをご紹介していきます。

グリットパリティの詳細

グリットパリティを簡単に説明しますと見出しで説明させていただいた通りになりますが、もう少し細かくご案内します。

私たちが普段生活の中で利用している電気も、当然発電するためのコストがかかります。そのコストは、火力発電や原子力発電でのコスト、人件費等が含まれています。それらを合わせたものが、いわゆる皆様に請求される電気代ということになります。

太陽光の発電コストとは設備代金、工事代金、メンテナンス費用、維持費用、電力会社への負担金となります。つまり、購入する際の費用維持するための費用となります。

個人に当てはめると、電気代は電力会社やご契約のプラン、電気の使い方でも大きく異なりますし、太陽光発電システムの費用もメーカーや設置業者によって大きく異なり、比較は非常に難しいですよね。

しかし、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、通常使用している電気の発電コストにある程度の基準を定めています。それが下記の通りです。

第一段階グリッドパリティ 家庭用電力並み 23円/kWh
第二段階グリッドパリティ 業務用電力並み 13円/kWh
第三段階グリッドパリティ 汎用電源並み 7円/kWh

太陽光の費用計算は、基本的に(購入代金+メンテナンス・維持費)÷耐用年数÷年間の発電量 となっています。(実際にはもう少し細かい数値が入ってきます。)

グリットパリティを達成すると

画像:通常の発電コストと太陽光の発電コスト比較

グリッドパリティを達成すると、普通に電気を買って使うよりも、設備費用がかかったとしても太陽光を設置して電気を作って使う方がお得ということになるのです。これは、FITの買取制度を利用しなくてもです。

以前は、太陽光は導入費用が高いから設置できない!と言われ(今も言われますが)、実際に非常に高価なものでした(2007年時点の太陽光発電コストは40円/kWh)。
しかし、近年はFITの買取制度もあってか、爆発的に普及が進み導入費用が年々下がる傾向にあります。それに加え電気代も上昇傾向にあり、新電力の電気料金プランでも値上がりのプランが次々に発表されています。

この時代の流れもあって2017年に達成予想されていた第一段階グリットパリティ(家庭用電気並み)は2014年にすでに達成されたと言われています。
もちろん、前項でも指摘していますがご家庭により設置条件も異なり、電気代、太陽光購入費用も異なりますので一概には言えませんが、長い目でみると太陽光を設置していないご家庭のほうが電気を使用するのにより多くの費用を費やしている時代になっているのです。

グリットパリティ達成後の太陽光

しかし、ご存知の通り太陽光はお昼間の太陽が昇っているときにしか発電できず、夜は電気を買わなければなりません。
そこで、今年(執筆時2016年)に入りもっと発電した電気を効率良く使える「最新型の太陽光」が発表されるようになりました。

従来発電した電気は自宅で使用するか、売電するかに限られ夜は全く使用することができませんでしたが、最新型の太陽光発電システムは、発電した電気を「使う」、「売る」、「貯める」ことができます。この「貯める」ことができることによって電気の使い方の幅が大きく広がりました。

昼間に発電した電気を自宅で使い、余った分をまず貯める。それでも余った分を売電にまわし、貯めた電気を夜間に使用して電気代を大幅に削減することもできます。また、発電した電気を自宅で使い、余った分を売電にまわして深夜の安い電気を貯めることで朝方や夕方から深夜までの電気をまかなうこともできます。

こういった技術の進歩により、これからの時代はFITの固定価格買取制度に頼らずとも、安心・安全なクリーンエネルギーである太陽光発電の需要が増えてくると予想されています。

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