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太陽光発電のHEMS(ヘムス)では何ができるの?

2016/04/19

  • 画像:タグエネルギー業界

  • 画像:タグ太陽光発電システム

HEMS(ヘムス)という言葉を耳にされたことがありますか?「節電と関係があるみたいだけどよく分からない」という方もいらっしゃるでしょう。今回はHEMSとは何か、そして太陽光発電との関係についてお話ししたいと思います。

HEMSの「見える化」と「自動制御」

HEMS(ヘムス)とは「Home Energy Management System(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」の略で、家庭で使うエネルギーを管理するシステムです。HEMSは、家庭内の電気機器とつないで使用しますが、次の2つの機能を持っています。

①エネルギーの使用状況を「見える化」する
②機器の自動制御

見える化とは

まず「見える化」からご説明しましょう。
「見える化」とは、つまり「目に見えるようにする」ということです。HEMSでは、電気の消費状況を専用のディスプレイやPC、タブレット、スマートフォンに表示させることができます。時間帯・日・月毎の時間軸で消費量をはじめ、各部屋の電気使用量、さらには各家電の消費電力を見ることができるため、節電のポイントが明確にわかるのです。さらに、kWhのような電気の使用量だけでなく、金額で表示することができるので、今まで気づかなかった電気の無駄づかいをよりリアルに知ることで省エネ意識も高まるでしょう。

自動制御とは

次に、機器の自動制御についてです。
これは、エアコンや照明等の家電をHEMSが自動制御することによって、電気の消費量をコントロールするものです。各家電の設定や電源のON・OFFもPCやタブレットから操作できるため、「室温が○度に達したらエアコンの風量を小さくする」とか「○時になったら照明を暗くする」といったことも可能になります。ただし、HEMSによる自動制御は、家電も「ECHONET Light」という標準化された通信規格を備えていなければなりません。少しずつ対応製品も出てきていますが、従来の電化製品ではHEMSによる自動制御は活用することはできないので注意しましょう。

HEMSと太陽光発電

HEMSは、電気の消費量だけでなく太陽光発電の発電量を「見える化」することも可能です。
もともと、太陽光発電の発電量は専用のモニターで確認できますが、これをHEMSとつなげて各家電の使用量と一緒に見ることで、発電した電気を家庭で使用する分に回したり、なるべく多く売電したりと、各々が希望する太陽光発電の利用の仕方が可能になるのです。

また、HEMSの自動制御機能により、太陽光発電で発電された電力量と家電の消費量が管理されるため、例えば「雨や曇りで発電量が少ない日は、普段よりエアコンの設定温度を低くする」ということも自動でできるようになります。
これによって、創エネルギーと消費エネルギーが相殺され、政府が目指すZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の実現も夢ではなくなるかもしれません。

HEMSの価格と補助金制度

HEMS導入にかかる費用は、販売メーカーによって異なります。一般的には機能が充実している程、高価格になり、安い物で数万円から、高い物で数十万円が相場のようです。
HEMSは現在、地方自治体から補助金を受けることができますが、太陽光発電システムとセットであることを条件とする場合が多くなっています。(※1)

以前、経済産業省の執行団体であるSII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)からHEMSの導入に対して補助金を交付していた時期もありましたが、現時点では地方自治体からのみとなっています。
政府が目指すZEHの実現のためにも、今後再びSIIからの補助金が交付されることを期待したいですね。

節電に役立つ「使用電力の見える化」と「機器の自動制御」という2つの特徴を持つHEMS。太陽光発電と共に省エネに貢献する存在として、今後さらにHEMSが注目を浴びてきそうです。

※1:補助金の有無は自治体によります。

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