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電力自由化の目的とは何か?どんなメリットがあるの?

2016/10/27

  • 画像:タグエネルギー業界

  • 画像:タグ太陽光発電に関わる制度

2016年、家庭向けの電力小売自由化がスタートしました。電力自由化により、一般の家庭でも地域ごとに決められた従来の電力会社からだけではなく、新電力(PPS)とよばれる様々な事業者から電力を購入することができます。今回は、私達の生活に様々なメリットを与える電力小売自由化について詳しくみていきましょう。

電力自由化スタート!

2016年4月、家庭向けの電力の小売全面自由化がスタートしたことにより、様々な事業者が電気の小売市場に参入してきました。

これまでは、東京電力や関西電力などの地域ごとに定められた電力会社(一般電気事業者)からしか電気を買うことができませんでしたが、電力小売が完全自由化され、新規参入してきた様々な事業者(新電力と呼ばれる特定規模電気事業者)からの購入も可能になり、多様なサービスや料金プランを選ぶことができるようになったのです。

【電気事業者の違い】
一般電気事業者 一般(不特定多数)のお客様に対して、発電、送電、配電を一貫して行う、いわゆる地域の電力会社のこと。
北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、 関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の10社を指す。
特定規模電気事業者
(新電力(PPS))
電気事業法の改正により新規参入してきた、一般電気事業者以外の電力供給事業者のこと。

電力自由化に至るまでの経緯

これまで、私達は住んでいる地域の電力会社からしか電気を購入することができませんでした。そのため、価格競争が行われず、電気料金が安くなることもありませんでした。こうした状況を解消するべきだとの声が上がり始め、1993年、総務省でエネルギーに関する規制緩和の提言がなされたのです。

この提言以降、段階を踏んで電力自由化の実施が行われてきました。電気事業法も数年おきに改正され、徐々に従来の電力会社以外の事業者が発電事業に参入していくようになります。

2000年には電気を大量に消費する大規模工場やデパートなどで特別高圧契約が自由化され、その後も2004年には中規模工場やスーパーなどの中規模向けが自由化され、さらに2005年には50kw以上の契約になっている小規模工場でも自由化を実施。これにより高圧に分類される契約はすべて自由化されました。

そして、2016年4月、商店や一般家庭など50kw未満の低圧契約でもついに電力自由化がスタート。これで、日本の電力市場は全面的に自由化されたことになります。

電力自由化による様々なメリット

電力自由化が実施されたことで、私達の生活には一体どのようなメリットがあるのでしょうか?順番に見ていきましょう。

1.電力会社を選べる

東京電力や関西電力などの各地域の電力会社が独占していた電力市場が開放され、様々な事業者が参入してきたことで、一般家庭にとって電気の購入先の選択肢が大幅に広がりました。

2.電気料金の低下

様々な事業者の電気事業への参入が可能になり、従来の電力会社を含めた多くの企業によって価格競争が行われるため、電気料金の低下を見込むことができます。

3.サービスの多様化

電気事業者同士の競争が活発化することで、多様な料金プランやサービスが消費者に提供されるようになりました。例えば、「電気代とガス代をセットにしたプラン」や「電気代、電話代、インターネット料金の割引セットプラン」などが新たに生まれています。これにより、個別での契約よりも低価格でサービスを受けられるようになるほか、各ご家庭のライフスタイルに合わせたプランを選択できるようになりました。

4.太陽光発電などの事業者からも電気の購入が可能

電力自由化により太陽光発電をはじめとした水力、風力、地熱などの再生可能エネルギーの事業者からも電気の購入が可能になりました。地球にやさしいクリーンなエネルギーを買って、エコに貢献することができます。他にも、都会に住みながら故郷の電気を買ったり、近くの自治体から購入して電気の地産地消を行うことなども可能です。

5.省エネ効果が高まる

省エネ診断のサービス提供を始めた事業者もあります。また、電力を大量に消費する夏の日中に電気代を上げるなどして消費者の省エネ意識を高めることも可能になりました。

6.ビジネスチャンスが生まれる

企業にとっては、電力自由化は大きなビジネスチャンスとも言えます。特に太陽光発電などの再生可能エネルギーの事業者やガス会社、通信会社、家電量販店などは新規で発電事業に参入しやすい業種と考えられるでしょう。

新しい電力会社と契約するには

多くのメリットがある電力自由化ですが、実際に電気の購入先を変えるにはどうすればいいのでしょうか?

現在、契約している電力会社から新しい事業者に変更する場合には、切り替え後の企業がまとめて手続きを行うことになっています。そのため、契約中の電力会社に解約手続き等をする必要はありません。

契約先が変わっても、家庭で使う電気は今までと同じ送電網から流れてきます。電力会社によって電気の品質が異なるということはなく、新規参入の事業者だからといって停電が頻繁に起こるということもありませんのでご安心ください。

まとめ

電力自由化は、私達の生活に電気料金の低下や省エネ効果などの様々なメリットをもたらします。電力自由化を上手に生活の中に取り入れて、それぞれのライフスタイルに合った電力会社やプランを選んでいきましょう。

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