上山太陽光発電所(青森県八戸市) 2015年03月の発電状況(設置2年目)
みなさん、こんにちは。
第9回、2015年3月のエコめがねレポートです!
ようやく春が来ましたね!
キレイに咲いていた桜は散ってしまいましたが、ポカポカ陽気で気持ちの良い日が続いて気分はウキウキでなないでしょうか?
また、新生活がスタートして、前向きなエネルギーにあふれている方も多いのではないでしょう。
これからの季節は太陽光発電も元気になり、やる気満々でたっぷりと発電してくれるはずです。
上山太陽光発電所様のある青森はまだ寒い日々が続いていると思いますが、発電量は確実に上がってきているはずです。
たっぷりと発電していることを期待して、レポートを始めたいと思います。
発電システムのご紹介
青森県で長州産業のソーラーパネルを設置して頂いた上山太陽光発電所様(公称出力:49.5kW)の発電システムをもとに、毎月の発電状況、長州産業や太陽光発電システムそのものなどについてレポートしております。
それでは、まずは発電システムのご案内からです。
発電システムの概要はこちら→ 上山太陽光発電所(青森県八戸市)
予測発電量チェック
それでは早速ですが、いつも通りソーラーパネルのメーカーである長州産業の予測発電量と経年劣化係数をもとに、設置2年目の予測発電量を割り出したもので見ていきます。
(発電開始は2013年7月ですので、設置2年目ということになります)
次の表はメーカーの発電シミュレーション資料をもとに、経年劣化考慮後の予測発電量を一覧にまとめたものです。
※文字が小さくて見づらい場合は画像をクリックしてみてください。拡大表示されます。
※月ごとの経年劣化考慮後の予測発電量は、メーカー記載の低下率をもとに計算しています。
1. 月別予測発電量・・・経年劣化を考慮していない予測発電量
2. 20年間の予測発電量・・・1年経過ごとの経年劣化を考慮した予測発電量
3. 1年経過時の予測発電量・・・設置後1年(設置2年目)の経年劣化を考慮した予測発電量
経年劣化考慮前の予測発電量は5,361kWhですが、設置から1年経過した経年劣化考慮後の予測発電量は97%になりますので、
3月の予測発電量は5,200kWhになります。
この予測発電量と、エコめがねを利用して確認した実績発電量を比較して発電状況を確認していきます。
実績発電量チェック
予測発電量が確認できましたので、次は実績発電量を確認しましょう!
赤い丸印の部分にご注目ください!!
3月の実績発電量は6,252kWhであることが確認できました!!
かなり発電していますね!!メーカーの予測発電量を大幅に上回る発電量です。
上旬は悪天候もあり伸びていませんが、中旬と下旬はかなり発電量が伸びています。
日ごとの平均発電量は、単純に1ヵ月の予測発電量2,500kWhを日数で割って(2,500kWh÷31日)約168kWhになります。
ちょっと分かりづらいですが、グラフの目盛りで見てみると中央の180kWhの少し下の辺りになりますので、月の半数以上の日で平均発電量を超えています。
特に、26日(木)の実績発電量は340.2kWhですので、2倍の発電量となっています。
すごい発電量!!
期待通り、素晴らしい発電量で嬉しいですね~
発電状況まとめ
続いて、予測発電量と実績発電量を比較してみましょう。
まずは月ごとの発電量から比較してみましょう。
3月発電状況 | |
---|---|
予測発電量 | 5,200kWh |
実績発電量 | 6,252kWh |
1月と2月はほぼシミュレーション通りの発電量でしたが、今月は大幅に上回っていました。比率にすると120.2%にも達していました。
これだけ発電してくれるとかなり嬉しいですね!
通年発電状況
さて、続いて長期スパンの視点で発電結果を確認しましょう。
ここでは、今年の1月から今月までのトータル発電量で確認していきます。
太陽光発電は自然エネルギーで発電するものですので、どうしても季節や天候に左右されてしまいます。そのため、月によって予測発電量を下回ったり、上回ったりしてしまうので、1年間のトータルで発電量を把握する必要があるのです。
それでは、3月までの発電量を確認してみましょう。
発電予測比 | |||
---|---|---|---|
予測発電量 | 実績発電量 | 予測比率 | |
月ごと(3月度) | 5,200kWh | 6,252kWh | 120.2% |
通年(1~3月) | 12,849kWh | 14,022kWh | 109.1% |
順調に発電していますね。
月別に見ると、3月は長州産業の予測発電シミュレーション値に対して120.2%の発電量で予測を大幅に上回っていました。1月と2月は予測比で100%をわずかに上回る発電量でしたので、グラフが急上昇していますね。
そして1月からの通年の発電比率ですが、109.1%ということでトータルでもシミュレーションを上回っています。
一般的に、太陽光発電システムの発電量は日照量により変動しますので、梅雨の時期や冬は発電量が低くなります。夏は日照時間が長くなるので発電量が多くなると思われがちですが、ソーラーパネルが高温になって発電効率が低下し、発電量も低くなってしまうのです。そのため、太陽光発電は気温が低く、日射量も多い3月から5月にかけて1年のうちで最も発電する季節となるのです。
メーカーのシミュレーションによれば4月はさらに発電する時期ですので、次回の発電量チェックが楽しみです!!
それではまた次回、ぜひご覧ください!!